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 コスタリカ、2050年までに脱炭素化を達成すると約束

発表日:2019.03.04


  コスタリカは、2050年までに炭素排出を正味ゼロにする計画を発表した。同国は既に電力の95%を水力を中心とした再生可能エネルギーで賄っており、今回の計画でこれを2030年までに100%に伸ばすとした。また同計画では、農業のカーボンフットプリントを削減し、森林被覆率を現在の52%から2030年までに60%に拡大する。輸送部門では2035年までにバスとタクシーの70%を電気車両にし、個人所有車は化石燃料を段階的に減らし、ゼロ排出車やカーシェアリングに移行する。建物部門や産業でも2050年までに電力を主なエネルギー源にする。さらに、経済の刷新、雇用創出、持続可能な成長に関するロードマップもこの計画で策定した。これらの措置は新たな国別約束(NDC)として2020年までに国連気候変動枠組条約(UNFCCC)に提出する。カルロス・アルバラード・ケサダ大統領は、「コスタリカは脱炭素化を最初に達成する国のひとつになる」と意欲を示した。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) ニュース記事
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | カーシェアリング | 化石燃料 | コスタリカ | カーボンフットプリント | 森林被覆率 | 国連気候変動枠組条約 | 炭素排出 | 脱炭素化 | ゼロ排出車
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