国連気候変動枠組条約、2018年気候変動年次報告書を公表

発表日:2019.06.07

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は2018年気候変動年次報告書を公表し、気候行動の進展を報告するとともに、パリ協定の目標達成に向けた行動を一層強化する必要性を訴えた。2018年の主な進展として、12月のCOP24における「カトヴィツェ気候パッケージ」の採択があり、パリ協定を実施するための指針の大部分について合意した。パッケージでは、温室効果ガス排出削減・回復力構築・途上国への資金援助などの国別約束(NDC)の報告方法の概要などが示されている。現在のNDCによる対策はパリ協定の目標達成に必要なレベルには程遠いが、パッケージの採択は各国がより野心的な約束を掲げる意思を示したものである。今後について報告書は、「パリ協定作業計画(PAWP)」の最終調整を行い、NDCの水準引き上げを図るとともに、政府・企業・投資家・市民などが行うすべての意思決定に気候変動が反映されることをめざすとしている。2019年には地域気候週間、地域対話、COP25(12月)、国連気候行動サミット(9月)などが予定されており、気候行動の強化の好機となることが期待される。

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