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 国連環境計画、廃棄された漁網を消費財にリサイクルする企業を紹介

発表日:2020.07.08


  国連環境計画(UNEP)は、「2020年アジア太平洋低炭素ライフスタイルチャレンジ」で優勝したREMAKEHUB社を紹介した。同社は、捨てられた衣類やプラスチック廃棄物を引き取り、アパレルや家具、アクセサリーなどにリサイクルする会社で、ファッション産業の出身者が起業した。ファッション産業は世界の二酸化炭素排出量の8~10%を占めており、航空や海運業界を合わせたよりも排出量が多いと言われている他、殺虫剤の24%、農薬の11%を使用し、コットン栽培のために大量の水を消費する。同社はWWF(世界自然保護基金)と協力して、グレートバリアリーフで発見された廃棄漁網からアップサイクルしたサングラスを既に2,000組販売した他、アジア太平洋地域の5,000人以上の漁師に漁網を廃棄することの危険性を啓蒙している。今後同社は、漁網の海への投棄を50トン減らし、CO2排出量を10トン削減することを目指している。

情報源 国連環境計画(UNEP)ニュース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード リサイクル | 国連環境計画 | 二酸化炭素排出量 | 漁網 | 世界自然保護基金 | 衣類 | プラスチック廃棄物 | アジア太平洋低炭素ライフスタイルチャレンジ | REMAKEHUB社 | ファッション産業
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