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 ドイツ連邦環境庁、EUにおけるフッ素系冷媒の規制に伴う更なるHFC削減の可能性を提示

発表日:2021.05.05


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は同庁の出版物にて、気候を保護するためにハイドロフルオロカーボン(HFC)の規制を更に強化することを提案した。HFCは、冷却システム等の冷媒として使用されており、充填時、運転時、廃棄時に環境中に排出される可能性がある。HFCは、二酸化炭素(CO2)と比較し、地球温暖化係数(GWP)が高い。同庁は、HFCをアンモニア、水、炭化水素等の自然冷媒へ急速に切り替えることで、EUにおいて2030年までにCO2換算量で1億トン以上のHFCを削減し、また2030年からは、さらに年間2,000万トン削減できると試算している。キガリ協定を完全に遵守することで、世界全体では2050年までにCO2換算量で600億トン以上のHFC排出量を削減し、今世紀末までに同協定によって世界の気温上昇を0.4度抑えることができるとみられている。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA)プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 地球環境
キーワード 自然冷媒 | ドイツ連邦環境庁 | HFC | 冷媒 | アンモニア | 地球温暖化係数 | ハイドロフルオロカーボン | 冷却システム | キガリ協定
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