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 太陽光発電がフィリピン南部のコーヒー栽培をいかに改善するか

発表日:2023.08.28


  コーヒーは、3〜4年の成長サイクルの後、実が収穫され、選別されるが、加工設備がない場合、豆は外皮と果肉を手作業で分別し、その後も手作業で乾燥、仕分け、焙煎、パッケージング行う。フィリピンのミンダナオ島で50年以上コーヒー農業を営むビリード氏は、収穫後は生の豆としてしか販売できなかったが、欧州連合からの資金で2023年7月から始まったミンダナオ開発庁と国立電化管理局のプロジェクトで太陽エネルギーを利用した収穫後処理施設が提供され、ビリード氏を含むコーヒー農家はこの施設を利用できるようになった。持続可能なエネルギーへのアクセスを促進することでコミュニティの生計を改善し、収穫後処理能力の向上を目指すこのプロジェクトは、農家に貢献している。太陽光発電施設は、持続可能な電力供給、温室効果ガス排出と運用コスト削減を可能にし、農家は市場で生のコーヒー豆を加工したコーヒーパウダーの形で販売することで利益を上げている。

情報源 IRENA News
国・地域 国際機関
機関 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
分野 環境総合
キーワード 温室効果ガス | 農業 | フィリピン | 太陽エネルギー | コミュニティ | コスト削減 | ミンダナオ島 | コーヒー | 焙煎 | コーヒー農家
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