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 世界資源研究所、インパクト・インベストメントに発展の兆しと分析

発表日:2010.12.07


  世界資源研究所は、投資を通じて経済的利益を得ると同時に社会や環境の整備に貢献できるインパクト・インベストメントについて、今後成長が期待できるとの見方を示した。この投資は、気候変動や世界人口の増加などを背景に、新たな投資分野として投資家の注目を集めており、JPモルガン社とロックフェラー財団による最新報告では、今後10年間の投資規模は4000億~1兆億ドル、潜在収益は1830~6670億ドルと試算している。特に途上国の低所得者層は、安価で生活向上に役立つ製品やサービスであれば、貧困の中でも工夫して購入する、大きな潜在的顧客層であることがわかってきた。社会環境整備の事業推進の面でも、政府対策や慈善事業に加え、インパクト・インベストメントが役立つという。すでに、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国における小自作農の生活向上を目指した投資や、インドの貧困緩和を目的とした低所得者層の技術刷新への投資が始まっている。メキシコでも、こうした投資を促進するための会議が2011年2月に予定されている。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 環境総合
キーワード 気候変動 | 世界資源研究所 | WRI | 環境経済 | 投資 | 発展途上国 | 人口 | インパクト・インベストメント | 低所得者層
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