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 日立造船、杜仲(トチュウ)から抽出・精製した材料をゴルフボールの素材に採用

発表日:2017.12.13


  日立造船(株)は、中国原産の落葉高木・杜仲(トチュウ)から抽出・精製した複合材料(バイオトランスポロイソプレンとポリ乳酸)を、ゴルフボールの素材に採用した。この複合材料は、同社が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けて、大阪大学との産学連携において開発したもので、ベースゴムへのイオウ架橋(加硫)条件を検討し、シリカとの結合条件を最適化することで、破断時伸びと破断強度を向上させることに成功した。今回、香川県のゴルフ用品メーカー・キャスコ(株)が、ゴルフボール表面のカバー材として採用し、2018年4月より販売を開始するという。なお、杜仲は、温帯域で広く栽培することが可能で、100年ほど前に硬質ゴムと似た構造を持っていることが知られている有望な非可食バイオマスと見られている。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
機関 日立造船(株) 大阪大学 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
分野 地球環境
キーワード 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | バイオマス | 大阪大学 | 製品 | 日立造船 | 非可食性 | トチュウ | トランスポリイソプレン | キャスコ
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