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 (独)情報通信研究機構、(独)宇宙航空研究開発機構と共同で最先端の超伝導技術を駆使したSMILES観測機を開発

発表日:2009.08.27


  (独)情報通信研究機構(NICT)は、(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、超伝導技術を駆使した高感度地球大気観測機「SMILES」を開発したと発表した。NICTは、世界に先駆けて1990年代より、ミリ波やサブミリ波の超伝導受信機を使用した地球大気観測に取り組んで来た。今回、超伝導を利用したサブミリ波の高感度受信機を備え、オゾン層の化学物質など、地球大気現象で鍵となる働きを担う微量成分の存在量をこれまでの数倍から十倍程度の高い精度で測定する地球観測装置「SMILES」を開発。得られた精緻な観測データは、地球を守る大気の新しい姿を拓き、地球環境の診断への貢献が期待されるという。なお、「SMILES」は、2009年9月11日(金)に種子島から打ち上げられ、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟に設置される予定。

情報源 (独)情報通信研究機構(NICT) プレスリリース
機関 (独)情報通信研究機構(NICT)
分野 地球環境
キーワード オゾン層 | 地球環境 | 宇宙航空研究開発機構 | JAXA | 大気観測 | NICT | 地球観測装置 | SMILES | 情報通信研究機構
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