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 (独)宇宙航空研究開発機構とブラジル国立宇宙研究所、人工衛星「だいち」を利用した森林の減少及び劣化に由来する排出の削減等(REDD+)の協力に関する意向書を締結

発表日:2010.11.08


  (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)とブラジル国立宇宙研究所(INPE)は、JAXAの陸域観測技術衛星「だいち」を利用して、森林の減少及び劣化に由来する排出の削減等(REDD+)に向けた協力を行うこととし、その意向書を締結した。REDD+については、平成22年10月に名古屋市で開催された森林保全と地球温暖化に関する閣僚級会合において、先進各国による途上国への支援強化を軸とした2012年までの共同作業計画を策定することで合意された。これに貢献するため、JAXAは、「だいち」の合成開口レーダのデータが熱帯林の測定に有効であることを、INPEと共同で検証していく。具体的には、「だいち」で撮像したアマゾン上空の合成開口レーダの画像をINPEの地上受信局に送信し、INPEは、リアルタイムでの違法伐採監視を含む科学的利用に活用する。さらに両者は、森林が保有する炭素量を正確に算定するため、アマゾンにテストサイトを選定し、合成開口レーダの高解像度データと現地観測データ等を比較して、精度を検証するという。

情報源 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA) プレスリリース
機関 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)
分野 地球環境
自然環境
キーワード 人工衛星 | 地球温暖化 | 森林保全 | 宇宙航空研究開発機構 | JAXA | だいち | 森林減少 | アマゾン | ブラジル | REDD+
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