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 NEDOなど、「水素社会構築に向けた事業」の進捗状況などを報告

発表日:2020.06.25


  (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「水素社会構築技術開発事業(事業期間:2015~2020年度)」について、2020年6月までの成果などを報告した。同事業は、水素の製造・貯蔵・輸送、国内利用までの国際間サプライチェーンを構築するために各般の実証試験を行うもの。NEDOは次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合(組合員:千代田化工建設(株)ほか3社)とともに、東南アジアのボルネオ島(カリマンタン島)にあるブルネイ・ダルサラーム国に水素製造プラントや、水素とトルエンの結合により生成されるメチルシクロヘキサン(MCH)の製造施設を築造し、2019年12月にブルネイから日本へのMCH海上輸送に成功している。2020年度に入り、川崎市内に設置した脱水素(トルエン分離)プラントの稼働(4月)、ブルネイ産MCHからの水素抽出と発電利用(5月)、トルエンの逆輸送(6月)が始まり、一連のサプライチェーンがつながった。2020年末まで本格的な実証試験を行い、技術的課題を検証しつつ、水素の国際取引に係るノウハウ蓄積などにも取り組むという。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合
分野 環境総合
キーワード 川崎市 | サプライチェーン | トルエン | 千代田化工建設 | メチルシクロヘキサン | 水素社会構築技術開発事業 | ボルネオ島 | 次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合 | ブルネイ・ダルサラーム国 | 水素の国際取引
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