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 国環研など、「世界の一酸化二窒素収支」アップデート作業に協力

発表日:2020.10.08


  国立環境研究所と海洋研究開発機構は、グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)の「世界の一酸化二窒素(N2O)収支」のアップデート作業に協力した。GCPは2001年に発足した国際研究計画で、国際協働研究プラットフォーム「フューチャー・アース」のコアプロジェクト。一方、「世界のN2O収支」は、GCPにおける政策的議論などをサポートするために、網羅的で一貫性のある科学的知見を集約して温室効果ガス(GHG)動態の全体像を示す研究活動のひとつ。今回、両研究機関の研究者2名を含む44機関・総勢70名の研究者の協力により、最近10年間(2007~2016年)において、世界の人為的なN2O排出総量のうち農業生産起源の排出が82%を占めることが明らかになった。食糧生産システムが気候変動に与える影響を緩和することが喫緊の課題であることを強く示しているという。

情報源 国立環境研究所 新着情報
機関 国立環境研究所 海洋研究開発機構
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | 海洋研究開発機構 | 国立環境研究所 | N2O | 一酸化二窒素 | GHG | フューチャー・アース | グローバル・カーボン・プロジェクト | 農業生産起源 | 食糧生産システム
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