国内ニュース


 環境省、令和2年度漁業者の協力による海底ごみ回収実証業務の結果を発表

発表日:2021.12.09


  環境省は、令和2年度漁業者の協力による海底ごみ回収実証業務の結果を発表した。同業務では、自治体と漁業者間の協力体制の構築の手順や、回収から処分までに発生する課題の解決、より効率的・効果的な回収、海洋ごみの発生源特定などの検討に資するマニュアルの策定を3か年程度で進めるとしており、令和2年度は自治体・漁業者へのヒアリング及び海底ごみの調査を行った。自治体からは、「海底ごみの回収及び分別を漁業者自らが率先して行う流れを作りたい」他の意見があり、漁業者からは、「水産物の資源管理のために休漁した期間を利用して、ごみ回収による漁場環境の改善を図り、回収ごみはリサイクルして「海ごみペットボトル」等として収益がでるようなシステムを構築したい」等の意見が得られた。海底ごみの実態調査では、プラスチック類の占める割合が高い結果となった。調査結果を踏まえ、マニュアルでは「取組組事例の動機と効果」や、「海洋ごみ回収を行うための手順・検討事項」、「自治体と漁業者との関係構築」、「海洋ごみ回収・処分手法の工夫」、「状況把握のための調査手法」等について整理するとし、状況把握のための調査手法については、漁業現場の実態に応じた簡易で効率的な手法を検討し、削減効果等を「見える化」することで、関係者のモチベーション向上にも資することを目指すとした。

情報源 環境省 報道発表資料
令和2年度漁業者の協力による海底ごみ回収実証業務の結果について PDF
機関 環境省
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | 環境省 | 見える化 | 削減効果 | マニュアル策定 | 海底ごみ回収実証業務 | 海ごみペットボトル | プラスチック類
関連ニュース

関連する環境技術