(公財)日本財団は、小型観光船の無人運航による実証実験を横須賀市猿島にて行い、航行に成功した。同財団は、2020年2月より無人運航船の開発実証プロジェクト「MEGURI2040」を推進している。今回、プロジェクトでは、複数の民間企業体と共同で、無人運航船の開発に取り組み、5つのコンソーシアムが生まれ、全てのコンソーシアムで実証が行われることになっていた。今回の実証は、そのうちの1つ。船には、画像解析による小型船の検出を目的としたカメラを3台、GNSS、AIS等の様々なセンサーを設置。センサー情報から他船等を検出する障害物検知システムが他船情報を自律操船システムに送り、自動で他船を避航した。また、有人でも操船が困難とされる離桟や着桟時には自律操船システムにより、操舵室のスロットル(レバー)が自動で小刻みに動き、無人での操船を実現した。この成果は、小型観光船を対象とした無人運航の実証実験(離桟から着桟までの一連の航行を自動で実施する)としては世界初であるという。
情報源 |
(公財)日本財団 ニュース
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機関 | (公財)日本財団 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | センサー | GNSS | 横須賀市 | 日本財団 | 小型観光船 | 無人運航 | 無人運航船 | MEGURI2040 | AIS | 自律操船システム |
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