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 (独)森林総合研究所、日本の森林土壌は欧米よりも地球温暖化緩和機能が高いと発表

発表日:2007.12.20


  (独)森林総合研究所は、日本の森林土壌における単位面積当たりの温室効果ガス吸収・放出量を測定し、欧米と比べてメタンの吸収(分解)量は2倍程度大きく、亜酸化窒素の放出量は半分以下であることを明らかにした。このことから、日本の森林土壌は欧米に比べ、地球温暖化の緩和機能がより高いと考えられるという。この研究は、農林水産省「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」で開発されたメタン及び亜酸化窒素の計測手法を活用して、農林水産省「地球温暖化が農林水産業に及ぼす影響の評価と高度対策技術の開発」における、都道府県の研究機関や大学等との共同観測ネットワークで得られた観測データを解析したもの。日本の森林土壌でメタン吸収量が大きいのは、多孔質の火山灰由来土壌が多いためと考えられ、今後、この吸収メカニズムを解明していくという。

情報源 (独)森林総合研究所 プレスリリース
機関 (独)森林総合研究所
分野 地球環境
水・土壌環境
キーワード 地球温暖化 | 森林 | 温室効果ガス | 森林総合研究所 | メタン | 土壌 | 火山灰
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