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 未利用アカモクの有効活用どうする!?福岡県の研究成果で商品化つぎつぎ

発表日:2023.02.06


  福岡県は、未利用の海藻「アカモク」から化粧品や餃子などの商品化が進んでいる事例を紹介した。福岡県が設立した(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センターでは、リサイクルシステムを社会に定着させるため、産学官民による研究開発やその事業化を支援している。アカモクの採取から加工・販売を手掛ける(株)マサエイ水産加工(福岡県宗像市)は、色や硬さなど基準に適さない未利用アカモクに困っていた。この課題を解決すべく、化粧品製造業者の佳秀工業(株)は、マサエイ水産加工と福岡県工業技術センターと共同研究により、未利用アカモクから化粧品原料(アカモクエキス)を抽出する技術を開発した。抽出されたアカモクエキスは、化粧品原料の規格の1つである「医薬部外品原料規格」に適合し、皮膚等の保湿・保水効果が期待される。佳秀工業は、アカモクエキスを含有する化粧品「koi/awai(こい・あわい)」を商品化し、販売開始に至った。また、マサエイ水産加工は、食品ロスの活用として、未利用アカモクを餃子の餡に入れた「あかもく餃子」を開発。ネット通販や宗像市ふるさと納税返礼品になるなど新たな販路を開拓している。

情報源 福岡県 記者発表資料
機関 福岡県
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | 福岡県 | 宗像市 | アカモク | 福岡県リサイクル総合研究事業化センター | マサエイ水産加工 | 佳秀工業 | アカモクエキス | 医薬部外品原料規格 | あかもく餃子
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