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 三重のグローバル危機に対処！G7気候・エネルギー・環境大臣会合の成果

  環境省と経済産業省は、Ｇ７気候・エネルギー・環境大臣会合（於：イタリア・トリノ）の閣僚声明（成果文書）を公表した。同会合は2024年4月29日～30日にかけて開催され、環境省からは伊藤環境大臣、八木環境副大臣、経済産業省から齋藤経済産業大臣が参加した。昨年のG7広島サミットからの継続性とCOP28で合意されたグローバル・ストックテイク（GST）の実施に重点を置きつつ、(1)ネット・ゼロの加速、(2)エネルギー安全保障の確保、(3)途上国との連携等をテーマに議論が行われた。閣僚声明は、冒頭で気候変動・生物多様性の喪失・環境汚染という「三重のグローバル危機」に触れ、それらの対処におけるG7のリーダーシップを謳いつつ、諸施策へのコミットメントを列挙したものとなっている。会合に併せて、各大臣・副大臣は参加閣僚・国際機関トップとの間で意見交換を行う機会が設けられ、成果文書の着実な実行に係る確認、個別分野における協力などについて意見交換がなされたという。