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 厚生労働省、水道水中の放射性物質の検出について発表(第43報)(福島県)

発表日:2011.04.22


  厚生労働省は、福島県における水道水中の放射性物質の検出について発表した。今回、政府の原子力災害現地対策本部が、平成23年4月22日までに、福島県内の水道水を対象に実施した調査結果(141データ)を公表。その結果、「乳児用の指標値」(放射性ヨウ素100Bq(ベクレル)/kg)、「飲食物摂食制限に関する指標値」(同300Bq/kg)を超過した水道事業はなかった(放射性ヨウ素の最大値:二本松市の二本松市渋川地区簡易水道事業(吉倉高齢者能力活用センター)における8.2Bq/kg(4月20日採取))。また、福島県以外において測定され、同省に報告のあった測定結果(287データ)も、合わせて公表した(放射性ヨウ素の最大値:茨城県常陸大宮市の常陸大宮市上水道事業(西部配水池)における46Bq/kg(3月26日採取)。ただし、同地点における4月21日の採取では、検出されていない)。なお、同省では、指標値を超える水道水を一時的に飲用しても健康影響が生じる可能性は極めて低く、代替飲用水がない場合には飲用(乳児による水道水の摂取を含む)しても差し支えないとしている。また、手洗い、入浴等の生活用水としての利用は可能という。福島県内での4月22日時点の状況は以下の通り。1)乳児の飲用制限:飯舘簡易水道事業(飯舘村)。

情報源 厚生労働省 報道発表資料
福島県 平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況速報
機関 厚生労働省 福島県
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 厚生労働省 | 水道水 | 健康影響 | 福島県 | 放射性物質 | 飯舘村 | ベクレル | 飲食物摂食制限に関する指標 | 乳児 | ヨウ素
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