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 厚生労働省、水道水中の放射性物質の検出について発表(第64報)(福島県)

発表日:2011.05.13


  厚生労働省は、福島県における水道水中の放射性物質の検出について発表した。今回、政府の原子力災害現地対策本部が、平成23年5月13日までに、福島県内の水道水を対象に実施した調査結果(106データ)を公表。今回公表分で、放射性物質が検出された地点はなかった。また、福島県以外において測定され、同省に報告のあった測定結果(1043データ)においても、「乳児用の指標値(放射性ヨウ素100Bq(ベクレル)/kg)」を超過した水道事業はなかった(放射性ヨウ素の最大値:栃木県日光市の日光市水道事務所(鬼怒川浄水場)における22.4Bq/kg(3月25日採取))。なお、同省では、指標値を超える水道水を一時的に飲用しても健康影響が生じる可能性は極めて低く、代替飲用水がない場合には飲用(乳児による水道水の摂取を含む)しても差し支えないとしている。また、手洗い、入浴等の生活用水としての利用は可能という。福島県内では、飯舘簡易水道事業(飯舘村)での乳児による水道水の摂取制限を5月10日に解除し、5月13日時点で飲用制限はない。

情報源 厚生労働省 報道発表資料
機関 厚生労働省
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 厚生労働省 | 水道水 | 健康影響 | 福島県 | 放射性物質 | 飯舘村 | ベクレル | 飲食物摂食制限に関する指標 | 乳児 | ヨウ素
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