[特集:アスベスト問題の現状と対策]アスベスト濃度測定の精度向上のために

気中アスベスト濃度測定の精度について考察した。位相差顕微鏡法は分析者間のデータのばらつきが大きいが,分析の迅速性が求められるアスベスト除去工事現場での漏えい監視では当面は同法に頼らざるを得ない。精度の向上には,欧米で以前から続けられているような精度管理を日本でも始めなければならない。またアスベスト繊維判定基準も,幾何学的定義に加えて形態学的判定を取り入れることを検討する必要がある。その際,走査型電子顕微鏡による分析を活用すべきである。

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