モニタリングサイト1000ガンカモ類調査第2期とりまとめ報告書

モニタリングサイト1000(重要生態系監視地域調査)は、日本を代表する様々な生態系の変化状況を把握し、生物多様性保全施策への活用に資することを目的とした調査で、平成15(2003)年度から継続的に実施されている。モニタリングサイト1000では5年に1度を節目として、生態系毎にそれまでの調査成果をとりまとめることとしており、平成16(2004)年度から調査を開始したガンカモ類調査について第2期(平成20~24(2008~2012)年度)の成果を取りまとめた。
ガンカモ類調査は、湖沼生態系の指標として平成16(2004)年秋から平成17(2005)年春までのシーズンから調査を実施しており、代表的な全国80か所に設定された湖沼を中心とした調査サイトにおいて調査員を設置し、ガンカモ類が日本へ渡ってくる9月から翌年5月にかけて個体数調査を行い、双眼鏡等を使用した目視により、ガン、ハクチョウ、カモ、カイツブリ、バンの仲間を対象に個体数を種ごとにカウントしている。
今回の取りまとめでは、増減傾向について県ごとの特徴を解説するとともに、レッドリスト種及び外来種の状況について解説しており、絶滅危惧IA 類であるシジュウカラガン及びハクガンは、調査開始当初に比べ飛躍的に個体数が増加していることが明らかとなり、外来種は、コブハクチョウ及びコクチョウの2種について確認されたとしている。また、ハクチョウ類の成幼比について調査結果を整理し、コハクチョウについては東北以南で成幼比が高い可能性が示唆されている。

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