モニタリングサイト1000サンゴ礁調査2008-2012年度とりまとめ報告書

モニタリングサイト1000(重要生態系監視地域モニタリング推進事業)は、日本を代表する様々な生態系の変化状況を把握し、生物多様性保全施策への活用に資することを目的とした調査で、平成15(2003)年度から継続的に実施されている。モニタリングサイト1000では5年に1度を節目として、生態系毎にそれまでの調査成果をとりまとめることとしており、サンゴ礁調査について、第2期(平成20(2008)年度~平成24(2012)年度)が終了したことから、開始からこれまでの10年間の結果を取りまとめた。
サンゴ礁調査では、造礁サンゴ類を指標とし、平成15(2003)年度の試行調査を経て、平成16(2004)年度から調査を実施しており、トカラ列島以南のサンゴ礁域に17サイト、高緯度サンゴ群集域に7サイトの調査サイトを設置し、サンゴ被度や白化現象、オニヒトデの発生状況などのモニタリング調査を行っている。
今回の取りまとめでは、主なサンゴ礁域では、平成17(2005)年まで40%あった平均サンゴ被度が、平成18(2006)年に30%に減少後、30%の状態が続いていること、沖縄島周辺のサンゴ被度が調査開始から緩やかに増加を続けていること、高緯度サンゴ群集域では、第1期・第2期を通して変わらず平均サンゴ被度が30%であったことなどわかったとしている。また、オニヒトデについては、八重山諸島周辺海域及び四国南西岸においては大発生が続いている、一方、紀伊半島の串本周辺においては平成20(2008)年以降収束していることが分かったとしている。

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