気候変動に関する政府間パネル、第6次評価報告書第2作業部会の成果の専門家レビューを実施へ
発表日:2019.10.11
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、IPCC第6次評価報告書(AR6)の作成を進める中、気候変動の影響、気候変動への脆弱性、適応を科学的に評価する第2作業部会が作成した第1次草案を専門家が査読(レビュー)する第1回査読を2019年10月18日~12月13日に実施すると発表した。査読はIPCC報告書が科学、技術、社会経済の最新の知見を網羅し、先進国、途上国の広範な独立した専門知識を反映していることを保証する必須のプロセスで、第1次草案を専門家が、そのコメントに基づく第2次草案の第2回査読を政府及び専門家が行い、ここで受けたコメントを元にした最終草案は、政策決定者向け要約を含め最終的に政府が査読するため各国政府に送付される。第1次草案への査読コメントの提供に関心のある専門家は2019年10月11日~12月6日23時59分(中央ヨーロッパ時間)に登録が可能。登録には専門知識の自己申告が必要で、登録完了後は草案・査読資料に関する守秘義務等の条件に合意する。AR6の第2作業部会報告は2021年に完成する予定。       
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