韓国、鳥インフルエンザの組織的管理のため全国マップを活用
発表日:2012.02.22
韓国環境部付属の国立生物資源研究所(NIBR)は、2012年2月22日、鳥インフルエンザ(AI)の組織的管理を支援するため、3種類の全国マップを作成し、関連施設や地方政府に配布すると発表した。1つ目は、冬の渡り鳥の生息地マップで、農地や河川、湖沼の分布図と、環境部による渡り鳥調査(2008~2010年)のデータをもとに、主な生息地を12に分け、渡り鳥5種について表示する。2つ目は、高病原性鳥インフルエンザ発生マップで、韓国農林水産検疫検査本部のデータをもとに、地域別発生状況を、2003年から2011年まで年毎に示す。3つ目は、この両マップをもとに、生息地とAI流行地域から43地域を選び、野鳥12種について示すAI監視マップで、本年中に作成予定である。同マップの作成にあたり、監視地域の半径10km内で感染した2万羽の検体が分析されるという。NIBRは、組織的AI管理をさらに強化するため、家畜の発生状況も表示することを検討するとしている。
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