兵庫県は、平成25年度の大気・水質等常時監視の測定結果を公表した。同県及び国・政令市等では、大気汚染防止法等関係法令に基づき、県内の大気汚染・水質汚濁状況等を把握するために常時監視を実施している。平成25年度の測定結果は以下のとおり。1）大気汚染状況は、全般的に改善傾向であり、二酸化硫黄、二酸化窒素及び一酸化炭素は全局で環境基準を達成した。浮遊粒子状物質（SPM）は84局中3局で、微小粒子状物質（PM2.5）は39局中37局で環境基準を達成できなかった。2）水質汚濁状況は、健康項目は概ね環境基準を達成したが、一部で地質等の影響により達成できなかった。生活環境項目のBOD及びCODの環境基準の達成率は、河川（BOD）97%、湖沼（COD）0%、海域（COD）77%であった。また、地下水の概況調査では、98地点中97地点で環境基準を達成した。3）ダイオキシン類調査では、大気、水質・底質のすべての地点で、環境基準を達成した。近年、低濃度で推移している。