環境省は、平成25年度ダイオキシン類に係る環境調査結果を公表した。これは、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき平成25年度に国及び地方公共団体が実施した、全国の大気、水質、水底の底質及び土壌のダイオキシン類環境調査結果を取りまとめたもの。調査の結果、大気では、全ての地点で環境基準を達成していたが、公共用水域水質・底質及び地下水質では、それぞれの環境基準を超過した地点があった。地下水については、環境基準を大幅に超過する地点があったが、地方公共団体で周辺地区調査等が実施され、今後も継続的に調査が実施されることとなっている。また、土壌は、環境の一般的状況を調査した結果では、環境基準を超過した地点はなかった。なお、継続調査を実施している地点のダイオキシン類濃度の平均値は、概ね平成24年度と同程度であった。同省では、今後も、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、ダイオキシン類の環境中への排出の低減、環境調査の適切な実施等に努めるという。