環境省、(仮称)北海道石狩湾沖洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を公表
発表日:2019.11.15
環境省は、(仮称)北海道石狩湾沖洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を、経済産業大臣に提出したと発表した。同事業は、コスモエコパワー(株)が、北海道石狩市及び小樽市の沿岸から水深200m程度の範囲において、最大で総出力1,000,000kWの風力発電所を設置するもの。環境大臣意見では、1)石狩市の「風力発電ゾーニング計画書」におけるゾーニングエリアについては、ゾーニング計画を踏まえて検討しつつ、北海道及び石狩市等と意見交換等を積極的に実施した上で、必要に応じて事業内容に適切に反映させることが重要であること、2)ゾーニングエリア外については、小樽市の地先の海域であり、北海道及び小樽市等との十分な調整が必要であることを述べている。また、3)鳥類の衝突事故や移動経路の阻害等について、専門家等からの助言を踏まえた調査、予測及び評価を行い、適切な環境保全措置を講じ、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、4)国定公園内の主要な眺望点及び利用施設から可能な限り離隔を取る等の措置を講じ、眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。