環境省は、2019年度ESG地域金融に関するアンケート調査結果を公表した。この調査は、ESG金融の更なる拡大に向けて、間接金融の主体である都市銀行、地方銀行、信用金庫等の金融機関を対象に、ESG金融の取組状況について、調査を行ったもの。調査結果は、得られた調査データや個別金融機関へのヒアリングをもとに、整理や簡単な分析を行い、「ESG地域金融に関する取組状況について」に取りまとめた。調査においては、多くの金融機関がESG/SDGsの取組を将来的な成長領域と認識しつつも、新たな顧客開拓やリスク低減等、自身の利益に直結するという共通の認識を持つところまで浸透してはいないという結果等が得られている。同省では、金融機関によるESG金融の取組のサポートとなり、かつESG金融の拡大に向けた施策立案の参考となること等を企図するという。