環境省は、（仮称）新田原臨海風力発電所に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を、経済産業大臣に提出したと発表した。同事業は、（株）ジェイウインドが、愛知県田原市において、稼働中である「田原風力発電所」及び「田原臨海風力発電所」の風力発電設備合計12基を全て撤去し、最大で総出力51,600kWの風力発電設備６～12基程度に更新するもの。環境大臣意見では、既設の風力発電設備の稼働による影響等の確認を含む適切な調査等を行い、1)風力発電設備等を住居等から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、2)風力発電設備への衝突事故や移動の阻害等による鳥類への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。