環境省、(仮称)惣辺奥瀬風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を公表
発表日:2020.10.08
環境省は、(仮称)惣辺奥瀬風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を、経済産業大臣に提出したと発表した。同事業は、日本風力開発(株)が、青森県十和田市において、最大で出力180,000kWの風力発電所を設置するもの。環境大臣意見では、1)風力発電設備を住居から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、2)専門家等からの助言を踏まえた鳥類に対する適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、3)現地調査により自然度の高い植生等が存在する区域を明らかにした上で、既存道路、牧野、伐採跡地等を活用することにより、自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること、4)現地調査により主要な眺望点からの眺望の特性、利用状況等を把握した上で、フォトモンタージュ等を作成し、垂直見込角、主要な眺望方向及び水平視野も考慮した客観的な予測及び評価を行い、眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。