環境省、(仮称)能登里山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を公表
発表日:2020.10.09
環境省は、(仮称)能登里山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を、経済産業大臣に提出したと発表した。同事業は、(同)かざぐるまが、石川県七尾市及び鳳珠郡穴水町において、最大で出力71,400kWの風力発電所を設置するもの。環境大臣意見では、1)他の事業者と事業計画に係る調整等を行い、方法書及びそれ以降の手続において適切な対象事業実施区域を設定した上で環境影響評価を実施すること、2)風力発電設備を住居から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、3)風力発電設備への衝突事故及び移動の阻害等による鳥類への影響を回避又は極力低減すること、4)現地調査により主要な眺望点からの眺望の特性及び利用状況等を把握した上で、フォトモンタージュを作成し、垂直見込角、主要な眺望方向や水平視野も考慮した客観的な予測及び評価を行い、眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。