(株)村田製作所は、事業運営を100％再生可能エネルギーで賄うことを目標としている世界の企業連合「RE100(Renewable Energy 100％の略称)」に加盟した。同社は、電子部品の軽薄短小化を図り、焼成工程のエネルギーを削減するといった取組に加え、国内拠点におけるソーラーパネルの設置や、国内・海外グループ会社におけるメガソーラーシステムの導入などを推進している。また、今後は、自社の蓄電池を用いて発電量を最大限活用できる仕組みを整備し、事業所内での電力利用の最大化を推進する構想を明らかにしている。同社は、主力製品である電子部品を、一つ一つの環境負荷は小さいものの、電子機器や自動車などの最終製品の高機能化により採用個数が飛躍的に増加している製品と見ている。今回、RE100にコミットすることで、気候変動対策の強化という社会課題を起点とする、マテリアリティ(重要課題)に沿った事業運営の推進や、総合電子部品メーカーならではの気候変動対策の加速を図り、持続可能な社会の実現に貢献していくという。