大成建設、コンクリート二次製品の普及展開を推進
発表日:2021.01.12
大成建設(株)は、多様なコンクリート二次製品を開発し、建材として積極的に活用・展開するための研究会を組成した。近年、建設業界ではCO2排出量削減を目的とする材料や施工法の開発が盛んに行われている。そうした動きがあるなか、同社は2014年に普通セメントの代わりに産業副産物である高炉スラグ・フライアッシュなどを混合したコンクリートを開発し、製造過程で発生するCO2排出量の80%削減(同社試算値)を実現している。既に建物内外の土間床下地としてレディミクストコンクリート(生コン)や、階段・床材に使用する天然石材調建材として利用されており、試作段階であるが、その他の土木・建築用途(L型擁壁、カラーコンクリート等)への展開可能性を有している。今回、同社と資材メーカー8社が研究会に参画し、多様な商品開発を加速するとともに、建設分野におけるCO2排出量削減への貢献を図るという。
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