環境省、(仮称)苓北風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2021.03.30
環境省は、(仮称)苓北風力発電事業に係る環境影響評価準備書について、令和3年3月30日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、苓北風力合同会社が、熊本県天草市及び天草郡苓北町において、最大で出力54,600kWの風力発電所を設置するもの。環境大臣意見では、1)風車の影について、適切に事後調査を実施し、その結果、環境影響が十分に低減できないと判断された場合には、稼働を制限する天候、季節、時間帯等の条件及び稼働を制限する風力発電設備を見直す等の追加的な環境保全措置を講ずること、2)風力発電設備の配置及び輸送経路並びに工事用・管理用道路の線形を適切に見直し、切土量及び盛土量を可能な限り少量化するとともに土地の改変を最小限に抑えること、3)稼働後のバードストライクの有無、渡り鳥の移動経路等に係る事後調査を適切に実施するとともに、ブレードの目玉塗装やシール貼付等鳥類からの視認性を高める措置、渡り鳥の衝突のおそれがある季節・時間帯の稼働調整等の追加的な環境保全措置を講ずること等を求めている。
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