環境省は、令和3年度報告書「ローカルSDGs（地域循環共生圏）ビジネスの先進的事例とその進め方」を取りまとめ公表した。ローカルSDGｓビジネスとは、環境を含むそれぞれの地域課題を解決し、自立分散型の社会づくりにつながる事業。地域資源を活用し、地域内で資金、エネルギーや食などが循環している、又は地域内へ資金が流入する仕組みが構築されていることや、地域間で補完・支え合いの関係が構築できていることが条件。令和3年度の報告書では、「地域循環共生圏」の創造による持続可能な地域づくりに向けて取り組む事業体のうち、特にカーボンニュートラルを推進している企業等25の事業体にヒアリング取材を行い、「地域課題(Why)」、「構成要素(What)」、「実現方法(How)」の3点に着目し、先進事例の分析を実施した。ローカルSDGs「地域循環共生圏」ビジネスで検討するべき重要なポイントを、先進事例を交えながらまとめ、新たに環境ビジネスを始めようとする事業者等が参考にできる内容となっている。