楽天は、エネルギー効率の改善に向けた取り組みとして、「楽天クリムゾンハウス」や「楽天カード福岡オフィスビル」に空調の稼働時間や温度設定のルールを導入した。自社所有のデータセンターでは、サーバーラックの隙間をブランクパネルで塞ぐことで冷却効率を向上させた。また、再生可能エネルギー利用拡大の取り組みとして、楽天野球団や楽天ヴィッセル神戸、楽天フランスなどの海外拠点で100％再生可能エネルギー由来電力を使用している。物流施設「楽天松戸iFC」やカリフォルニア州の「楽天クリムゾンハウスウェスト」では、太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギー由来の電力を使用している。さらに、楽天は消費者に環境に配慮した未来を呼びかける「Go Green Together」プロジェクトを2024年4月に始動した。110万人を超える参加者を集めたこのプロジェクトでは、「楽天クラッチ募金」の「環境保全支援グリーン募金」に530万円以上の募金が集まり、全額がWWFジャパンに寄付されている。今後、国際的気候変動イニシアチブ「Science Based Targets Initiative (SBTi)」からの認定取得を目指すという。