大阪府、平成22年度のダイオキシン類環境調査結果等を公表
発表日:2011.07.08
大阪府は、平成22年度におけるダイオキシン類環境調査結果等を公表した。これは、ダイオキシン類による環境の汚染状況を経年的に把握・評価し施策に反映するため、大阪府及び大阪市等の各機関(近畿地方整備局を除く。)が実施したダイオキシン類環境調査及び大阪府内(大阪市、堺市、高槻市、東大阪市、枚方市及び茨木市を除く。)の事業者が実施したダイオキシン類濃度測定の結果をとりまとめたもの。調査の結果、大気、海域水質・底質、地下水質、土壌では、調査した全ての地点で、環境基準を達成していたが、河川水質6地点、河川底質3地点で、環境基準を超過した。このことから、超過した河川については、その原因の特定や汚染範囲の確定などのため、追跡調査を実施した。また、事業者が実施したダイオキシン類濃度測定では、排出ガスについては、すべての施設で排出基準に適合していたが、廃棄物焼却炉に係る燃え殻については、すべての施設で処理基準値を下回っていた。同府では、環境基準を超過した河川等について水質及び底質の調査を行い、原因究明や濃度変動の状況把握に努めるとともに、周辺事業所に対して排出基準遵守の監視指導を行うという。