環境省は、市浦風力発電事業等2つの風力発電事業に係る環境影響評価準備書について、平成24年9月12日付けで経済産業省資源エネルギー庁に対し、環境影響評価項目の再検討並びに騒音・低周波音及び動植物に関する環境保全措置及び事後調査等を求める環境省意見を提出した。今回、資源エネルギー庁から意見照会があったのは、（株）ユーラスエナジーホールディングスが事業者となる、市浦風力発電事業（青森県五所川原市）及び由利高原風力発電事業（秋田県由利本荘市）。2事業に共通する主な指摘は、1)法及び関係法令等に従った環境影響評価書を作成すること、2)環境影響評価項目を再検討すること、3)環境影響評価の予測・評価の結果を再検討すること、4)動物及び植物について、追加調査を実施すること、5)事後調査結果を公表すること。その他、騒音及び低周波音、周辺自治体等への意見聴取について、個別の指摘がなされた。