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 欧州委員会、世界の貧困撲滅と持続可能な開発に取り組む枠組を提案

発表日:2013.02.27


  欧州委員会は、すべての人の貧困脱却と持続可能な未来を目指したコミュニケーション(政策文書)を公表し、貧困撲滅と持続可能な開発に地球規模で取り組む枠組を提案した。貧困撲滅を目指す2015年以降のミレニアム開発目標と、Rio+20の持続可能な開発目標の策定プロセスが同時進行される中、両問題に共通のアプローチが必要であるとの認識から、2015年以降ひとつの枠組に統合するよう求めている。枠組には、2030年までに子供を含むすべての人々を対象とした教育・栄養・衛生(浄化された水や空気へのアクセス)面での質的な目標の設定などが盛り込まれており、基本的な生活水準の向上、包括的で持続可能な成長の推進、自然資源の持続可能な管理などに取り組むとしている。欧州委員会は、これらはすべての国に当てはまる問題だとし、各国政府、市民社会、民間企業間が、国および国際レベルでの効果的なパートナーシップを構築するよう求めるとともに、EUも世界の持続可能な開発に向け各種政策を通じてグリーン経済への移行を支援していく考えを示した。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 環境総合
キーワード 欧州委員会 | 政策 | 持続可能な成長 | 自然資源 | 貧困 | Rio+20 | 枠組み | 持続可能な開発
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