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 フランス、1000kmのソーラー道路プロジェクトを開始

発表日:2016.03.21


  フランスのロワイヤル環境大臣は、国内に1000kmのソーラー道路を建設する新たなプロジェクトを開始した。このソーラー道路は、厚さ数ミリメートルの太陽光発電セルを特殊な樹脂に埋め込み、これを道路に接着して発電するもので、この試験のため、大臣は2016年3月21日、地中海沿岸のクレリシーにある道路保守管理センター(CEI)で、最初の道路スラブを敷いてプロジェクトを開始した。ソーラー道路の開発は、1)交通量の少ない小規模の面積(20~50平方m)と、大型車も通る中規模の面積(100~150平方m)での試験、2)より広い面積で実際の交通条件の試験と発電した電気の利用、3)1000kmの道路でプラスエネルギーの実現、の3段階に分けて行われる。発電セルはきわめて薄いため、路面の状態がよく平坦であれば簡単に使えるという。発電した電気はその場で使うことも、蓄電することもできる。フランスはこのプロジェクトが技術革新と雇用創出を促すとし、500万ユーロを投資する。

情報源 フランス環境・エネルギー・海洋省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・エネルギー・海洋省
分野 環境総合
キーワード 太陽光発電 | 樹脂 | セル | 道路 | フランス環境・エネルギー・海洋省
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