フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM)は、エネルギー移行法のもと、2016年10月からオルヌ県トゥルーブルで建設していた世界初のソーラー道路が完成したと発表した。これは実証試験を目的に、県道RD5の約1kmの区間の路面にソーラーパネルを設置したもので、パネルの面積は全体で2800m2となった。今後、乗用車やトラックなど実際の交通条件下でパネルがどう変化するかなどについて大規模な実証試験を行う。各パネル内の一辺15cmの多結晶シリコンのセルからなる薄い太陽光発電シートで発電し、パネル表面は通常の道路舗装材と同等の密着性をもつよう処理されているという。この道路はフランス配電事業者ENEDIS社の電力系統に接続され、年間28万kw時(1日当たり平均800kw時)を発電、供給すると予想されている。これは人口5000人の町の公共照明を賄うに足る電力だという。建設資金はMEEMが拠出、パネルの製造は主に地元で行われているという。
情報源 | フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 太陽光発電 | 太陽電池 | 実証 | 道路 | パネル | フランス環境・エネルギー・海洋省 | MEEM | オルヌ県 |
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