フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM)は、ソーラー道路の初の実証プロジェクトがオルヌ県トゥルーブルで始まったと発表した。ソーラー道路は、道路にタイル状の太陽光発電パネルを敷設して路面で発電するもので、農地や景観を損なうことなく、自動車や歩行者が使う道路のスペースを利用して太陽光発電を行う新しいコンセプトである。このプロジェクトでは幅2m、長さ1kmのソーラー道路を設け、本格規模のソーラー道路建設の技術的プロセスを検証・評価するとともに、3年をかけて大型トラックも含めた一般的な交通条件での道路の変化を評価する。パネルの予想発電能力は日1万7963kw時で、これで人口5000人の町の照明をまかなえるという。発電された電気はフランス配電事業者ENEDIS社の系統に接続される。オルヌ県はこの実証実験の場を提供するとともに、プロジェクト管理会社を立ち上げ協力している。2015年8月に成立したエネルギー移行法は、技術革新を主軸の一つとしており、MEEMはソーラー道路の開発もその一環と位置付けている。
情報源 | フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 太陽光発電 | 太陽電池 | 実証 | 道路 | パネル | フランス環境・エネルギー・海洋省 | MEEM | オルヌ県 |
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