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 アメリカ環境保護庁、再生可能燃料基準の2017年使用義務量を引き上げて最終決定

発表日:2016.11.23


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、再生可能燃料基準(RFS)プログラムで定める2017年(一部2018年)のバイオ燃料の使用義務量を決定した。対象となる4区分のすべてで引き続き義務量を引き上げ、2017年の基準としてセルロース系バイオ燃料は2016年より35%増加した3億1100万ガロン、先進型バイオ燃料は19%増の42億8000万ガロン、再生可能燃料全体は6%増の192億8000万ガロンとした。バイオディーゼルについては2018年の値として、2017年より1億ガロン多い21億ガロンと定めた。アメリカは化石燃料に代えて使える再生可能エネルギーのバイオ燃料をエネルギー安全保障と気候変動に対する国の戦略の一環と位置づけ、RFSプログラムを通じて使用拡大を図っている。EPAは大気浄化法に従ってRFSの使用義務量を毎年決めている。今回の決定では、先進型でない「従来型」再生可能燃料(トウモロコシでんぷん)の量も引き上げられ、議会で設定した目標の150億ガロンに沿った形となった。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 環境総合
キーワード バイオ燃料 | セルロース | バイオディーゼル | アメリカ環境保護庁 | EPA | 再生可能燃料 | RFS
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