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 欧州議会と理事会、重量車のCO2排出をモニタリング・報告させる初のEU規則制定に向け暫定合意

発表日:2018.03.27


  欧州委員会は、欧州議会と理事会が重量車の新車新規登録分についてCO2排出と燃費のモニタリングと報告を義務付ける規則について暫定的に合意したと報じた。欧州議会と閣僚理事会の承認を経て発効すると、重量車のCO2排出を対象とする初のEU法となる。新規則では、加盟国に対しては新車新規登録された重量車に関する登録データを、車両メーカーに対しては車両エネルギー消費計算ツール(VECTO)によって評価した新規車両のデータについて毎年のモニタリングと報告を義務付ける。欧州委員会は、報告を受けて公表するほか、違反に対する過料制度と路上試験結果のモニタリング・報告制度を制定する。新規則は、EU低排出モビリティ戦略の一環としてクリーンで持続可能なモビリティへの移行を目指す。市民には生活の質と健康の向上を、運輸事業者には車両購入の際の情報の透明性を、メーカーには技術革新の機会を約束する。欧州委員会は、この規則に続いて2018年5月に重量車に対するCO2排出基準を提案する予定である。

情報源 欧州委員会 プレスリリース 欧州委員会
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 地球環境 大気環境 環境総合
キーワード CO2 | モニタリング | 欧州委員会 | 排出基準 | EU法 | 車両エネルギー消費計算ツール | VECTO | EU低排出モビリティ戦略 | 運輸事業者
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