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 コロンビア、森林減少を招かないカカオ生産を中南米で初めて約束

発表日:2018.07.17


  世界資源研究所(WRI)によると、コロンビアは、カカオ生産による森林破壊ゼロを目指す生産国と企業による取組「カカオと森林イニシアティブ」に参加し、同国の主要カカオ製品会社、持続可能な貿易イニシアティブ(IDH)及びWRIとともにイニシアティブの趣旨書に基づいた行動枠組に署名し、2020年までに森林減少を招かないカカオのサプライチェーンを実現することを約束した。2017年にカカオ生産首位国のガーナとコートジボワールが行動枠組に署名したが、今回は「カカオ・森林・平和イニシアティブ行動枠組」と命名され平和な社会の形成を重視している。和平の実現以降、農地やインフラの開発や土地投機のために森林破壊は急増し、2017年に消失した森林被覆の面積は2016年の1.46倍となった。同国の戦略的作物であるカカオを中心とするアグロフォレストリと林牧複合システムによって、未開拓林を保全しながら荒廃地の回復、農村部の雇用創出、食糧安全保障、水資源の保護、生物多様性の保全、気候変動に対する回復力強化を目指す。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境 自然環境 水・土壌環境
キーワード 世界資源研究所 | サプライチェーン | コートジボワール | コロンビア | カカオ生産 | 森林破壊ゼロ | カカオと森林イニシアティブ | 貿易イニシアティブ | カカオ
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