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 国際エネルギー機関、2018年世界エネルギー展望で世界のエネルギーシステムの今後を分析

発表日:2018.11.13


  国際エネルギー機関(IEA)は「世界エネルギー展望2018年版」を公表し、世界のエネルギー傾向と、それが今後の需給・炭素排出・大気汚染・エネルギーアクセスへに及ぼす影響の見通しを報告した。世界のエネルギー市場は、輸送等の電化や再生可能エネルギーの拡大、石油生産の変動、天然ガス市場の拡大など大きく変化しており、政府の適切な政策選択が極めて重要だという。エネルギー消費の中心がアジアに移行する中、石油市場は2020年代初めに供給不足となる可能性があり、天然ガスの需要も増加。太陽光発電は急増しているが、他の低炭素技術や省エネ政策の促進も必要だと指摘する。現行及び計画された政策を実施するシナリオでは、エネルギー需要は2040年には25%以上増加する見込みで、新たなエネルギー供給への投資に年間2兆ドル以上が必要となる。電力市場では、2040年には発電量に占める再生可能エネルギーの割合が現在の25%から40%以上に拡大するが、電力安定供給に向けた市場改革、送電網への投資、スマートメーターや蓄電など需要応答技術の向上が急務だという。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 大気汚染 | 国際エネルギー機関 | スマートメーター | 世界エネルギー展望 | 低炭素技術 | 炭素排出 | 省エネ政策 | エネルギーアクセス
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