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 ドイツ連邦環境庁、気候保全型冷媒の情報を提供するオンラインポータルを開設

発表日:2019.03.13


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、ホテル、スーパーマーケットなどの空調システムや冷却設備、ヒートポンプなどの利用者や設計者のため、温室効果の高いフロン冷媒に代えて利用できる冷媒について、使用方法や法令、支援制度などの情報を集めたオンラインポータルを開設した。フロン冷媒から天然冷媒などへの切り替えは、気候だけでなくコスト面でもプラスとなる。EUのFガス規則は2030年までにフロンガス排出量の大幅削減を目指していることから、温暖化効果の高い冷媒は入手しにくくなり、既にフロンガスの価格は高騰している。オンラインポータルは、代替冷媒の導入可能性、冷却設備の利用者・設計者向けの教育・訓練、資金調達プログラムなどを分かりやすく説明している。また専門家データベースでは、地域ごとに信頼のおける冷蔵設備設計・製造業者を探すことができる。オンライン情報提供に加えて電話での対応も行うという。フロンを使わない代替品への切り替えは、国家気候イニシアティブ(NKI)の下で連邦環境省(BMU)が財政的な支援を行っている。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 地球環境
キーワード ドイツ連邦環境庁 | 温室効果 | フロン冷媒 | オンラインポータル | 天然冷媒 | Fガス規則 | フロンガス排出量 | 温暖化効果 | 国家気候イニシアティブ | 連邦環境省
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