ドイツ連邦環境省(BMU)は、土壌、水、大気、気候、生物多様性などの環境を保全するためには、農耕における持続可能性を高めることが重要だとする専門家の提言書「農耕戦略の要点」を公表した。提言書は連邦環境庁など5つの組織の専門家らによって作成され、栄養循環、幅広い輪作、環境に配慮した作物防疫を伴う複合的なシステムとしての農耕をめざすよう提言している。農業は肥沃な土壌、良好な気候条件、生物多様性に依存している一方、土壌の過剰使用や浸食が大量のCO2を放出することから、農業従事者自身が持続可能な耕作に関心を持つべきだと指摘し、さらに、農耕において環境目標を考慮できるよう流通業者と消費者が担う責任を強化し、農業従事者が公正な価格で農作物を取引できるようにすること、理解向上のため助言と研修の機会を改善すること、変革への正しい枠組みを創造するため、特にEUの農業政策資金を目的に沿った形で導入することを求めている。提言書の内容は、政権の連立協定で合意されている国家農耕戦略策定の審議に取り入れられる。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | デンマーク |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | CO2 | 生物多様性 | ドイツ連邦環境省 | 環境保全 | 土壌 | 農耕戦略 | 作物防疫 | 農耕 | 気候条件 | 国家農耕戦略策定 |
関連ニュース |
|