国連砂漠化対処条約、土地の劣化の中立性は世界の生物多様性保全目標に寄与すると報告

発表日:2019.12.24

国連砂漠化対処条約(UNCCD)は、生物多様性条約(CBD)および地球環境ファシリティ(GEF)と新たな研究報告書「生物多様性保全のための土地の劣化の中立性(LDN):健全な土地に備わる自然保護機能」を発行した。LDNはCBD生物多様性戦略計画2011-2020と自然資源、生態系、生物多様性の持続可能な利用の促進への多様な目標を共有して相互補強が可能で、UNCCDの優先事項にも対処でき、愛知目標の4分の3以上の達成を促進し得ると報告した。両者は先住民、貧困層等への恩恵の回復など社会経済的な目的でも共通するとした。報告書はLDNが生物多様性保全を実際に後押しし、各国がLDNへの自主目標と生物多様性国家戦略及び行動計画(NBSAPs)双方の達成に取り組むことで相乗効果を発揮することを、フィリピンの農業、自然資源管理、気候への国家開発戦略としての取組み、チリの在来種を主とした14万ヘクタールの植林、モルドヴァの緑地帯設置等による土壌生産力改善など各国の成功事例を挙げて提示した。

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