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 世界資源研究所、小規模農家が気候変動に対抗して食糧生産を維持する方法を紹介

発表日:2020.08.25


  世界資源研究所(WRI)は、気候変動の影響やバッタの大発生、COVID-19による経済的な影響により、食糧不安に直面する人々が増えているが、影響を受けやすい人々の多くは農民であるとして、小規模農家を取り巻く状況を紹介した。女性は農業従事者の40%以上を占めているにもかかわらず、土地の権利の取得や気候変動に適応した農業技術の利用を妨げられていることが多い。もし女性が男性と同じ権利や資源を利用できるようになれば、収量を平均20~30%増やすことができ、世界の飢餓人口を12~17%減らすことができる。国際食料政策研究所の報告によると、気候変動により2050年までに世界の作物収量は最大30%低下し、5,000万人以上が栄養不足のリスクにさらされる可能性がある。気候変動にも対抗でき、食糧生産の増加に役立っている最近の3つの成功例として、1)干ばつに強いトウモロコシ、2)成熟が早く収量も多いレンズ豆、3)養殖技術の改良等による持続的な漁業、が挙げられる。

情報源 世界資源研究所(WRI)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 環境総合
キーワード 気候変動 | 世界資源研究所 | トウモロコシ | 農業技術 | 食糧生産 | 食糧不安 | 国際食料政策研究所 | レンズ豆 | 養殖技術 | 持続的な漁業
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