海外ニュース


 欧州連合、強力な温室効果ガスHFCの削減は順調と報告

発表日:2020.12.18


  欧州委員会(EC)は、「欧州連合(EU)市場におけるハイドロフルオロカーボン(HFC)の利用可能性」と題する報告書を発表した。EUでは強力な温暖化効果を持つHFCの使用を大幅に削減するために2015年にHFCの割当制度を導入し、これらの製品の製造業者やユーザーは、より気候に優しい代替品への切り替えが奨励されている。2018年までの初期段階では、HFC価格が急激に上昇し、より気候に優しい代替品を使用する強力な動機として作用した。HFCのEUでの価格は2018年のピーク時から下落しているが、それでも世界市場の数倍の価格であり、新技術を製品化するための刺激策として機能している。環境に優しい代替品が十分に入手可能となっており、2021年には2015年比でHFCの供給量を45%にまで削減し、さらに2030年には2015年比で21%にまで削減を進める計画のため、今後も市場を監視し、違法行為を防止することが重要である。

情報源 欧州委員会(EC)ニュース 「欧州連合(EU)市場におけるハイドロフルオロカーボン(HFC)の利用可能性」報告書(PDF)
国・地域 EU
機関 欧州委員会(EC)
分野 地球環境 健康・化学物質
キーワード 欧州委員会 | EU | HFC | 製造業 | 温暖化 | 欧州連合 | ハイドロフルオロカーボン | 世界市場
関連ニュース

関連する環境技術